桃の節句を迎え、暖かい春の便りがより待ち遠しく感じられます。

今年は何十年ぶりと言われる大雪となり、皆様通院や通勤に大変苦労をされたことと

思います。クリニックでも雪の舞う中、外来に足を運んでくださった患者様と御家族様には心より感謝しております。

空模様に関わらず訪問診療は、皆様の御自宅へお伺いしています。

冬は外の雪や寒さと比べると、おうちのぬくもりがより暖かく感じられます。

「雪の中大変だね。（来てくれて）ありがとう。」

「昨日、娘が来て駐車場の除雪しとったんよ。車停めれたけ？」

と心配してくださる患者様や御家族様の優しさ。

皆様の思いやりが繋がり、私たちの原動力となっています。

先日、冬季平昌オリンピックが無事閉幕となりました。

日本は史上最多となる13個の輝かしいメダルを獲得し、世界の大舞台で羽ばたく選手たちから多くの勇気と感動をもらいました。

訪問先でも多くの患者様がオリンピック中継を楽しみにし、日本の選手を応援していました。耳が遠くて音声が聞き取れなくても、日本の国旗が出ると笑顔になり、手をたたいて応援されていたそうです。選手たちの雄姿が、世代を超えて大きなパワーを与えてくれたことを実感しました。

また、選手の競技後の記者会見では、仲間や共に戦った選手たちを称えあい、応援してくれたすべての方々へ感謝を述べていた言葉が、謙虚で心温かい日本人らしくとても感動的でした。

スポーツと医療でフィールドは違いますが、感謝の気持ちを忘れず、新たな目標に向かい

日々の診療の中で少しでも恩返しができるように患者様と向き合っていきたいと思います。